ここではホライゾンゼロ・ドーンのラスボスであるハデスについての個人的な考察とシナリオ上で分かりにくいと思われるポイントを紹介します。また、アーロイやサイレンスとのつながりにも少し触れています。
*ハデスの正体はストーリーネタバレになる為、未プレイの人はご注意*
まず、ハデスそのものはホライゾンゼロ・ドーンの世界では悪魔として信仰されている”意識”ですが、これは元々エリザベト・ソベック博士達が人類を含めた地上生物を再び復活させるためのゼロ・ドーン計画の中にあったガイアを中心としたプログラムの1つです。
つまり、前提としてハデス自体は悪魔でもなければ、人でもなく、ゼロ・ドーン計画の一端を担う存在になる予定でした。
目次
ハデスの役割
ハデス自身の役割に関してはストーリーを進めていくことによって過去のホログラフィーからその明確なポイントが話されます。
ガイアを中心とした生物達の再建は、過去のデータに基づきプログラミングされるものですが、ガイアがただただ生命を守るという使命を持ったままでは、当時(ゼロ・ドーン計画)の文明のようにきちんとした進化を遂げられない可能性があります。
これに対して処置をする役割を持っていたのが『ハデス』でしたね。
つまり、ゼロ・ドーン計画に加担していたソベック博士を含めた他の有志が予測しない方向に文明が進もうとしてしまった場合に限り、進化の軌道修正をする予定だったわけです。
しかし、バグが発生したことによってハデスはガイアを侵食し、ソベック博士の種(DNA)から誕生したアーロイの存在に気付いていました。
ソベック博士のDNAを持つ優秀な遺伝子を持った人間はガイアが侵食されたことによっておそらくはアーロイ1人しか生まれなかった可能性があります。
*ただし、エンディングを見るとサイレンスは普通に生まれたと言っているが実は人口人間でしたっていう続編がある可能性も・・*
暴走するハデスにとって脅威となるのは、ハデスの目的である機械達の復活を止めた人間=ソベック博士=アーロイとなり、これが結果としてアーロイとハデスの因縁になったものと思われます。
ハデスは何故ガイアを侵食したのか
元々はガイアの備品として作成されたハデスですが、ここで気になるのは、母なる山でガイアと対面したアーロイに向かってハデスが侵食を始めたことを伝えている部分です。
そして、シナリオ上、ハデスを最初に発見したのはサイレンスです。
サイレンスとハデス
サイレンスは元々シャドウ・カージャ側であり、エクリプスに加担していたことを自分で言っています。
そしてハデスと出会った時には膨大な知識と引き換えにして導きの塔に関する情報や部族の情報、世界の情報をハデスに与えています。
元々ガイアの生態系構築が正常に機能していなかったのであれば、ハデスが文明を壊すために動くのは当然ですが、ガイアに手を出すような理由はありません。
つまり、第三者によってハデスはガイアそのものを破壊して、地上の制圧に乗り出した可能性が高いということですね。
この第三者である可能性を持った人物はストーリーだけを見るとサイレンスしか居ません。
また、エンディングでは謎の籠に飛び出したハデスを収納し、『さあ、始めよう』という台詞と共に巨大な機械のある場所へと足を運んでいます。
黒幕はサイレンスか?
DLCになるか、続編になるのかは不明ですが、1つ言えることはホライゾンゼロ・ドーンのストーリーは完結しているようでしていないんですね。
ハデスも消滅しておらず、一時的にサン王アヴァード側の人間が勝利を治めたというだけで、サイレンスは例の通り謎の機械に近づいています。
アーロイを自分の母とも呼べるソベック博士の遺体を発見しましたが、これからさらなる災厄が訪れる可能性は充分にあるのではないでしょうか?